【レポート】6月23日 第127回 マンマチアー

更新日:2021年7月6日
お知らせ・セミナー セミナーレポート

2021年6月23日
【NPO法人女性医療ネットワーク 第127回マンマチアー】

「女性ホルモンとメンタルヘルス ~ホルモン変動によるメンタルトラブルの解決策と課題」。
スピーカーは小野陽子先生(婦人科、心療内科、女性心身医学)でハワイからの生中継、200名近くの方にご参加いただきありがとうございました。

参加者アンケートから「時差もある中、お子さんを抱っこしながらの講演、本当にありがとうございました。お疲れ様でした」という声が多々! マンマチアーの参加者って本当に心の温かい方ばかり。嬉しいです。

そして、乳がん経験者の方は、ホルモン療法の副作用により更年期様症状と、更年期障害の違いや更年期障害にホルモン剤で治療できないジレンマを抱え、悩んでいる方が多いことが浮き彫りに。

更年期症状を訴えても、乳腺外科の医師は、「ホルモン補充療法は禁忌。更年期障害くらい命にかかわらないから我慢しろ」的な答えが多く、一方、婦人科の医師は、「だいじょうぶよー ホルモン補充療法やってみたらー」と気楽に勧めてくる。
このギャップとどちらも私たち当事者視点にたっていないことをずっと不満に思っていました。

最後に、今回のマンマチアーを聴いていただいた方からの、こんな声をご紹介します。
「5年間ホルモン療法を経験し、副作用に苦しんだ経験から、一番関心があったのは、やはり更年期障害との違い。乳がん経験者は女性ホルモン投与は再発リスクがある…と聞いていたので、再度確認できたことと、それ以外の対応方法があることを教えて頂いたことが、とても勉強になりました。心の不安定さがどこからくるのか、その仕組みをわかりやすく説明頂き、良く理解出来ました」。